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清潔感はパーソナリティを表す指標でもあり、人から好まれる部分でもあります。特に、ニオイは清潔感を出す上で注意しなければならないポイントで、周囲から評価を得るためにはニオイ対策は必須です。
この記事では、カラダのニオイ=体臭対策の必要性やおすすめのニオイ対策について紹介します。スメハラという言葉が浸透するほど周囲はニオイに対して敏感なので、ニオイ対策の参考にしてみてください。
清潔感を出すためにもニオイ対策はマスト
ビジネスシーンではニオイが重要?
男性が清潔感を出す上で、ニオイ対策は必須です。男性の中には、清潔感を出すために髪型や肌など身だしなみに気を使っている人も多いかもしれませんが、ニオイ対策まで手が回っていない人もいます。
株式会社シービックが全国の20~40代のビジネスパーソン男女600名を対象に実施した『ビジネスマンの身だしなみに関する意識調査』によると、男女間で男性の身だしなみにおいて重要であると考えるポイントに差がありました。男性が身だしなみで重要視するポイントの1位はヘアケアで、半数以上の51.5%なのに対し、女性の1位は50.8%で口臭ケアだったのです。
男性はワキのニオイケアを軽視しがち
また、女性は2位にワキ汗のニオイケア(43.5%)がランクインしていましたが、男性の2位は口臭ケア(41.5%)で、ワキ汗のニオイケアを気にしている男性は、全体の12.9%(7位)と全体的に女性よりも男性の方がニオイに対する意識が低いことがわかります。
この調査結果から、男性は清潔感を出すために見た目や顔回りを重要視しているのに対して、女性は清潔感においてニオイ対策を求めているのです。自分の周りに男性しかいない場合は、そこまで神経質にニオイ対策をする必要はないかもしれませんが、たった一人でも女性と顔を合わす可能性があれば、女性が求める清潔感を出すために、体臭対策をしましょう。
清潔感のない男性の体臭はどんな種類がある?
男性がニオイ対策をするためには、男性のニオイの原因を把握する必要があります。体から発するニオイは主に年齢によって異なり、自分がどのニオイに気をつけなければならないのか確認することが重要です。ここでは、男性のニオイの種類を紹介します。自分がどの部分に気をつけて対策すればよいのか判断するときの参考にしてみてください。
ビジネスシーンにおけるニオイに関する女性の意見はコチラ↓
【仕事編】女性が感じた男の清潔感BADエピソード30連発!職場で清潔感がないと言われたら…①ワキ臭
ワキ臭は一般的に10代半ばから20代半ばに強くなる傾向があり、新陳代謝が活発な年代の男性に多いです。ワキ臭は酸っぱいニオイが特徴で、ニオイが発生する仕組みは、皮膚上に存在する細菌が影響しているといわれています。アポクリン汗腺から分泌された汗と皮脂腺から分泌された皮脂が混ざり合うのですが、この段階ではニオイは発生していません。
皮膚上の常在細菌が分泌された汗と皮脂を食べて代謝・分解し、その排泄物がニオイを発するのです。アポクリン汗腺はワキや乳輪などにあるので、ワキ臭はワキを中心に気をつける必要があります。
②ミドル脂臭
ミドル脂臭は30代半ばから50代半ばに強くなり、酸化した油のようなニオイが特徴的です。ミドル脂臭は『ジアセチル』というニオイ成分が原因。汗に含まれる乳酸が常在細菌によって代謝・分解されてジアセチルを発生します。発生したジアセチルが皮脂臭(頭皮のニオイで不快なニオイではない)と混ざることによって、ミドル脂臭となるのです。
ミドル脂臭は頭頂部や後頭部、うなじを中心に発し、これが枕のニオイの原因にもなっています。40代になるとワキよりも後頭部からうなじにかけて汗をかくようになるため、頭皮の洗浄が対策の中心になるでしょう。
③加齢臭
加齢臭は50代半ばを過ぎた男性に多くなり、胸や背中など体を支える体幹部で枯草のようなニオイがします。加齢臭が発生する原因は、皮脂成分の酸化です。皮脂腺から分泌される皮脂にはパルミトレイン酸が含まれており、皮脂が酸化するのと同時にパルミトレイン酸も酸化し、加齢臭のニオイ成分である『2-ノネナール』を発生します。
年齢を重ねるごとにパルミトレイン酸が増加するので、30~40代では気にならなかったニオイが、50代半ばを過ぎると強いニオイとして目立つようになるのです。加齢臭は体全体からするため、ワキ臭やミドル脂臭よりも徹底した対策が必要になります。
清潔感を出すための体臭対策
ニオイ対策をする上で、ニオイの原因を取り除くことがポイントです。ニオイの種類ごとにおすすめの対策を紹介するので、対策をするときの参考にしてみてください。
恋愛シーンにおけるニオイに関する女性の意見はコチラ↓
【恋愛編】男の清潔感に対する女性のGOODエピソード30連発!清潔感の正体を知ろう①ワキ臭の対処法
ワキ集の対処法のポイントは、汗の抑制や殺菌です。汗をかくことは健康上大切なことですが、ニオイ対策をするためにはある程度発汗を抑える必要があります。発汗を予防するには制汗剤が有効で、さまざまな製品が展開されていますが、その中でもスティックタイプやロールオンタイプがおすすめです。汗をかく前に使用することで、長時間発汗を抑制することができます。
また、制汗剤を使用しても、汗をかく場合があるので、そのときはボディペーパーで汗や皮脂、細菌を取り除くことによってニオイの発生を抑制可能です。もし、それでも自分の臭いが気になる人は、女性ウケが良いフローラルな匂いや爽やかな柑橘系の匂いのするメンズ用の香水で、体臭を紛らわすのも良いでしょう。
ただし、香水や柔軟剤などの良い香りも強すぎると周囲に迷惑をかけること(スメハラ)になる可能性があるため、特に香水のつけすぎは控えることをおすすめします。夜は必ず入浴して、1日の汗や皮脂を洗い流して睡眠につきましょう。
②ミドル脂臭の対処法
ミドル脂臭を対処するには、頭皮環境を整えることが重要です。頭皮脂にミドル脂臭が蓄積するため、シャンプーで洗髪によって頭皮脂を取り除く必要があります。なお、ジアセチルを発生させる菌を殺菌し、代謝を抑制する成分が含まれたミドル脂臭対策用シャンプーを使用することで効果を高めることが可能です。ミドル脂臭を抑制する洗髪の仕方を紹介するので、洗髪の際には以下の流れを参考にしてみてください。
髪をブラッシングする
洗髪に取り掛かる前に髪をブラッシングします。ワックスやジェルなどの整髪料で髪をセットしている場合は、ブラッシングすることで髪の汚れを落としやすくすることが可能です。ブラシがなければ手ぐしでも問題ないので、事前に洗髪の効果を高めるためにブラッシングしておくと良いでしょう。
お湯で軽く汚れを洗い流す
シャンプーで髪を洗う前に、お湯で髪と頭皮の汚れを浮かせて洗い流すのがポイントです。この工程を行わずにいきなりシャンプーで洗うと、髪の毛の先の部分の汚れを落とせても、根元や頭皮の汚れを十分に落とすことができず、頭皮環境を改善することができません。ワックスなどの整髪料をつけていると、髪が束になっていたり固まっていたりするので、お湯で髪をほぐしてシャンプーの効果を高めましょう。お湯で洗うときは、38~40度のぬるめのお湯で1分ほど流すと汚れを十分に落とすことが可能です。シャワーで髪を洗い流しながら、頭皮をマッサージしてあげると頭皮の汚れを落としやすくなりますよ。
頭皮を泡で覆いながら洗う
シャンプーで髪を洗うときは、頭皮に泡を行き渡らせることを意識するのがポイントです。シャンプーが十分に泡立っていても頭皮に密着していなければ、汚れを十分に十分に落とすことが難しくなります。髪が長い場合は毛先だけを洗ってしまいがちなので、根元を意識して頭皮を洗うことが重要です。頭頂部だけでなく、額の生え際や襟足、耳の上まで頭全体を2回洗うと清潔な頭皮環境になります。
なお、汚れを落とすことを意識するあまり爪を立ててゴシゴシと洗ってしまう人もいますが、頭皮が傷つくので指の腹で頭皮をマッサージするように優しく揉み解すのがコツです。ゴシゴシと洗わなくても汚れをしっかり落とすことができるので、洗うよりもマッサージを意識すると良いでしょう。もし、シャンプーの泡立ちが悪い場合は皮脂や汚れが多い証拠なので、そのときは2度洗いをするのが無難です。
ドライヤーで頭皮を乾かす
洗髪して頭皮をきれいにしたら、ドライヤーでしっかり乾かします。頭皮が濡れた状態は細菌が増殖するのに最適な環境なので、せっかく皮脂や汚れを落としても、細菌が代謝することによって生臭くなるのです。細菌の繁殖を防ぐために、ドライヤーの温風を根元に当てて、髪と頭皮を一緒に乾かしましょう。
ただし、ドライヤーをかけるときは、火傷や髪の痛みを防ぐために、最低でも10cmほど離しておく必要があります。温風を当てる箇所を小まめに変えて、ある程度乾いたら冷風で髪を整えましょう。タオルで乾かす場合は、濡れた髪は摩擦に弱いため、タオルでゴシゴシと擦るのではなく、タオルを頭に乗せて指でやさしく拭くことがポイントです。
③加齢臭の対処法
加齢臭の対処のポイントは、皮脂が酸化する前に取り除くことです。皮脂が酸化することで加齢臭が発生するので、皮脂の酸化を防ぐことができれば加齢臭を抑制できます。ボディソープで洗い流すことによって皮脂を取り除くことができますが、皮脂は定期的に分泌されるため、ボディペーパーなどで小まめに皮脂を拭き取ることが重要です。消臭成分が含まれたボディソープは多く展開されているので、匂いなど自分に合ったものを選んで、背中の洗い残しがないように注意しましょう。
また、加齢臭の場合は、衣類に付着しやすいので衣類の消臭対策も必須です。消臭成分が配合されている洗剤も販売されているので、洗濯できる衣類は洗ってニオイを除去し防臭対策をしましょう。冬用の衣類やジャケットなど洗濯できないものに関しては、消臭スプレーでニオイの蓄積を防くことがポイントです。消臭をせずにクローゼットなどにしまってしまうと、ニオイが蓄積し完全に除去するのは難しくなります。体からニオイの原因を取り除いても衣類にニオイが蓄積していれば、周囲にニオイが発生してしまうため、体と衣類のケアを意識することが重要です。
【まとめ】清潔感はニオイから!体臭対策をして身だしなみを整えよう!
男性は、清潔感を出すために髪や顔回りを意識しがちですが、ニオイ対策をすることも重要です。特に、女性は男性の身だしなみでニオイを重要視する傾向があるため、女性と顔を合わせる機会がある人は、ニオイ対策を意識する必要があります。ニオイには3つの種類があるので、自分に該当するニオイ対策をして、清潔感を出しましょう。
- 男性の方がニオイに対する意識が低い傾向にある
- 体臭3TOPはワキ臭、ミドル臭、加齢臭
- 年齢によって変わるので自身に当てはまる臭いをチェック
- 原因がわかれば対策もできる
- 人と会う前に意識すれば清潔感もアップする
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