「男性の体臭」嫌悪感発言でフリーアナ解雇…「男性へのヘイト」「厳しすぎる」物議も専門家「男女対立のケース増加」

フリーアナウンサー・川口ゆりさんが、男性の体臭に関する投稿をしたことで所属事務所から契約を解除された事態を巡り、波紋が広がっています。

川口ゆりさん公式Xより(現在は削除済み):
ご事情があるなら本当にごめんなさいだけど、夏場の男性のにおいや不摂生してる方特有の体臭が苦手すぎる。常に清潔な状態でいたいので、1日数回シャワー、汗ふきシート、制汗剤においては一年中使うのだけど、多くの男性がそれくらいであってほしい…

嫌悪感を示す対象を男性のにおいに限定したことで「男性差別ではないか」と批判が相次ぎました。

その後、川口さんはSNSで謝罪しましたが、所属事務所は「異性の名誉を毀損する不適切な投稿行為が認められた」として、8月10日付で川口さんとの所属契約を解消したと報告。

さらにハラスメント防止研修講師として提携していたプロダクションも同様の発表を行いました。

こうした川口さんの投稿を巡る問題について、SNSでは「男性が臭いなどの発信は男性へのヘイトスピーチで許されない」「男女逆に考えたら契約解除は当然」など批判の声が。

一方で、「契約解除はやりすぎ。何も発信できないことになる」「事務所の対応は厳しすぎる。かわいそうというのが正直な感想」など、事務所の対応を疑問視する声も上がっています。

川口さんの投稿を巡り、今後、男女間の対立が深刻化していくおそれがあるという声が上がっています。

インターネット問題に詳しい弁護士は、今回の発信は男性に対する名誉毀損には当たらないとする一方で、今後、男女間で対立するケースが増えるのではないかと警鐘を鳴らします。

インターネットの問題に詳しい小沢一仁弁護士:
私がこれまで色々と見てきた中では、女性差別という論調で(男性が)いろいろと非難をされるケースが非常に多かったように思います。それに対する男性側、女性差別をしているというふうに言われてる側のフラストレーションというか、そういったものが相当大きく溜まっているような傾向が前から見られた。性というところに結びつけて、「そういうことを言うのは差別なんだ」みたいな。これがどんどん広がっていって、それで炎上につながっていった。

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