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男性の好感度や第一印象を左右する大きなポイントとして「清潔感」が挙げられます。そして、清潔感には髪型が大きく関係しています。ファッションやお肌に力を入れていても髪型が適当だと、周囲から「清潔感がない」と思われかねません。この記事では、清潔感をもたらしてくれる髪型や、髪質についての注意点などを解説していきます。
本当にメンズの髪型と清潔感は関係があるの?
調査から「髪型」の重要性が明らかに
株式会社アスカネットが行った「人の見た目」に関する調査では、約20%の女性が恋愛対象者となる男性に対して気にするポイントとしては1位「顔」、2位「雰囲気」、3位「清潔感」となっています。3要素ともに髪型は関係してきます。
マイボイスコム株式会社の調査でも「身だしなみで重視すること」という項目で、6割近くの回答者が「清潔感」を挙げました。なお、同じ項目で「髪型」を挙げた女性回答者は、男性回答者を大きく上回っています。
つまり、清潔感を上げることは男女に関係なく、人間関係を円滑に築くために必要なマナーだといえるでしょう。その中でも、女性は男性以上にヘアスタイルへのこだわりを持っています。恋愛対象者にはもちろん、同僚や友人にも清潔感のある髪型をしてもらいたいと考えています。
しらべぇ編集部が、10~60代の男女に対してアンケートをとったところ、8割以上が「髪型で印象は大きく変わる」と答えました。ここでも、男性より女性のほうが髪型についてこだわりのある回答をしています。女性は髪を伸ばしている人が多く、ヘアスタイルの選択肢が広がるので男性以上に意識を強めているのだといえます。
意外?加齢とともに髪型の重要度も上がる
年代別に回答結果を振り返っていくと、年齢が上がるほど「髪型で印象は大きく変わる」と答える人の割合は増えていきました。特に多かったのは50代と60代の女性でいずれも90%を超えています。同年代の男性も約84%が「大きく変わる」と答えていました。これらの年代は社会的に重要な役割を占めていることも少なくありません。
企業では経営に関わったり、人事権を持っていたりする層です。これらの層に好印象を与えることで、ビジネスシーンでの待遇が変わる可能性は十分に考えられるでしょう。
見られている側からしても、髪型は比較的工夫しやすいポイントです。体型や顔立ちをすぐに変えるのは難しくても、髪型ならその日のうちにセットし直せます。しかも、自分の顔や雰囲気に合った髪型にすれば、全体の印象を改善できるのもメリットです。プライベートでもビジネスシーンでも、周囲に清潔感を与えるために髪型を意識することは大切です。
清潔感を出す男性の髪型ってどんなもの?長髪やワックスはNGなのか
他を圧倒する「短髪」
女性向けの情報サイト、オズモールが約1500人の女性ユーザーに対して行ったアンケートでは、実に96%が「短髪」に清潔感を感じると答えました。それに対して「長髪」と答えたのは3.7%、坊主は0.3%でした。次に、男性にしてほしい髪色として85%が「黒」を挙げています。すなわち、このアンケートでは、大半の女性が「髪を染めていない短髪の男性」を支持していました。
長髪の男性が支持されにくい理由として、「不衛生さ」は無視できません。髪が長いと、それだけ傷みやすくなっていきます。また、髪のベタつきや縮れ毛といった元々の特徴が、長く伸ばすことによって目立ってくる場合も少なくありません。
寝ぐせがつきやすかったり、ふけが髪に残ってしまったりするのもマイナスポイントです。男性の長髪は周囲から無造作に思われてしまう場合が多く、不衛生に見られる傾向が顕著です。
もちろん、長髪の男性でもしっかりケアをしていれば清潔感を出すことは可能です。毎日トリートメントをしたり、お風呂上りにじっくり乾かしたりすれば髪を美しく保てるでしょう。
しかし、これらのケアを怠ったまま過ごしていると、だらしなく傷んだ長髪を周囲に見せてしまいかねません。職場によっては、長髪を好ましくないとしているところもあります。TPOをわきまえる意味でも、男性は短髪のほうが清潔感をアピールしやすいでしょう。
ワックスは使い方次第
ワックスをつけるべきかどうかも、清潔感を出すには無視できないテーマです。確かに、ワックスを上手に使えばメンズのヘアスタイルにアクティブな雰囲気を加えられます。寝癖がひどい人、くせ毛が気になる人もワックスで解決できます。
ただ、ワックスを使いすぎると髪がベタついて見えるのはデメリットです。それに、ワックスの中には臭いを放つものもあります。ワックスを大量につけて外出、出勤すると周囲に臭いをまき散らしかねません。視覚と同じく、嗅覚も清潔感を左右する要素です。ワックスを使うにしても、量やシチュエーションには配慮しましょう。
いっそ、ワックスなしでも成立する髪型にするのはひとつの方法です。ナチュラルなヘアスタイルにしておけば、ワックスをつけなくてもきれいに整えられます。毎日、セッティングにかける時間を省略する意味でもワックスなしの髪型は便利です。
清潔感アップ対策!メンズにおすすめのヘアスタイルを紹介
ソフモヒやツーブロックがベター?
短髪で人気なヘアスタイルが「ソフトモヒカン」です。全体的にはベリーショートにしながらも、トップの部分だけややボリュームを残す方法です。2002年、日韓ワールドカップでデビッド・ベッカム選手が取り入れ、それから日本でも定着しました。
ベリーショートだけならハードすぎる印象になるところを、明るい雰囲気まで加えてくれるのが魅力です。動きが強調されることで、顔立ちがシャープに見えるため、丸顔の男性におすすめです。男らしさと清潔感を両立させたいときにぴったりだといえるでしょう。
メンズのヘアスタイルとして定番化してきた「ツーブロック」も清潔感を演出可能です。男性の髪型では、もみあげやえりあしが伸びていると不衛生な雰囲気になりかねません。ツーブロックではこれらの箇所を短く刈ってしまいます。そして、トップ部分にはボリューム感を残し、段差をつけるのが特徴です。
もみあげやえりあしのクセに悩まされていた人も、ツーブロックにすればすっきりとさわやかなビジュアルになります。シーンを選ばない髪型でもあるので、プライベートと仕事でセットを変える必要がありません。
マッシュやセンターパートも便利
短髪以外では、ワックスなしでも清潔感を出せるスタイルにするのが便利です。トップにボリュームを残す「マッシュ」は、丸みのあるシルエットが人気です。清潔感がありつつ穏やかな印象になるので、親しみやすい髪型だといえるでしょう。
「センター分け」もセッティングが楽な髪型のひとつです。前髪が顔にかからないので、表情をしっかり相手に伝えられます。ただ、サイドやえりあしまで伸ばしていると、ボリュームが重たくなってしまうこともあります。清潔感を保つには全体のバランスに注意しましょう。
髪質にも気をつけよう!男性の髪でよくある問題と対処法
もちろん「清潔さ」も大切
清潔感は髪型だけでなく、髪質によっても変わってきます。たとえば、ベタつきのある髪や臭いなどは日常的に対策していきたいポイントです。これらの原因は共通しているケースが少なくありません。
代表的なのは「皮脂の汚れ」です。皮脂は誰もが分泌している物質です。頭の皮脂はバリア機能の役割を果たしており、適度な量なら外部の刺激から皮膚を守ってくれます。ところが、皮脂が毛穴に入ったまま古くなっていくと、ベタベタとまとわりつくようになります。臭いを放つこともあり、清潔感から遠ざかっていくでしょう。
そうならないよう、古い皮脂をシャンプーによって取り除くことが大切です。ただ、洗浄力の強すぎるシャンプーだと頭皮のバリア機能まで落としてしまうので、かえってベタつきを強めてしまいかねません。
基準としては、「ラウリル硫酸ナトリウム」や「ラウレス硫酸ナトリウム」といった成分がシャンプーに含まれていないかをチェックします。これらの成分は一般的なシャンプーで普通に使用されています。それでも、頭皮が刺激に弱いと、洗浄力が効きすぎてしまいます。試しに、低刺激のオーガニックシャンプーへと切り替えてみるのもよいでしょう。
今日から洗い方を意識しよう
洗髪の方法にも工夫が必要です。おさえておきたいのは「古い皮脂は洗い流し、新しい皮脂は保つ」ことです。清潔感を出すには古い皮脂をしっかり洗わなければなりません。しかし、新しい皮脂まで落としてしまうとバリア機能が損なわれてしまいます。
そこで、シャンプーをつける前にぬるま湯で髪の毛をすすぎましょう。この作業によって新しい皮脂を残しつつ、髪についた汚れや雑菌を流せます。そのうえで、頭皮を洗浄するためにシャンプーを行いましょう。シャンプーで洗うのは髪よりも頭皮なのです。シャンプーは手のひらで泡立ててから髪につけます。そして、頭皮を刺激しないよう指の腹で洗っていきます。爪を立てたり、強くこすったりするのは厳禁です。
男性の悩みとしては、「薄毛」も深刻です。薄毛の原因として荒れた頭皮環境が挙げられるので、自分に合ったシャンプーで正しく洗髪するのは一種の対策になります。そのうえで、過剰に隠さない髪型を心がけましょう。ここ数年で男性の脱毛症をケアするAGA治療も増えていますので、一度専門家のカウンセリングを受けるのも1つのテです。
薄毛を隠そうと長髪にするのは、かえってボリュームのない部分を目立たせてしまいます。清潔感も損ないかねません。潔く短髪にしたほうが薄毛は目立たず、さわやかな印象にもなります。
【まとめ】清潔感を意識した髪型で周囲への好感度を高めよう
メンズのヘアスタイルでは清潔感を強く意識しましょう。第一印象として、髪型からかもしだされる雰囲気はとても大切だからです。また、ベタつきや薄毛など、髪にまつわる悩みも日々の取り組みによってカバーできることもあります。自分に合ったシャンプーを使ったり、しっくりくる髪型にしたりするなど、清潔感を出す努力が大事です。
- 髪型と人の見た目は密接な関係がある
- 80%以上の人が髪型で印象が変わると思っている
- 清潔感を出すなら短髪黒髪がベター
- ソフトモヒカン、ツーブロック、マッシュ、センターパートの中から自分にあうものをチョイスしてみる
- 清潔さを保つ洗い方も大切
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