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仕事でも恋愛でも、あらゆるシーンで男性の清潔感は印象を左右します。清潔感を出すために、服装や髪型と同じくらい意識したいのが「口臭」です。口臭は自覚しにくいポイントでもあるため、念入りに対策することが大事です。原因を知り、人に不快感を与えないようにしましょう。この記事では、口臭と清潔感の関係や対策などを解説します。
口臭は男性の清潔感に影響する!ニオイへの意識を高めよう
キングオブ嫌なニオイは口臭
株式会社パートナーエージェントが20~30代の男女に行った調査によると、「結婚相手に清潔感を求める」女性は全体の62.5%でした。これは男性の46.9%よりもはるかに高い数字です。そして、「清潔感がない」と思うポイントについて、「フケ」に次いで2位になったのが「ニオイ」、3位が「口臭」でした。
いずれの項目も、男性側の回答が50%台であるのに対し、女性側の回答は70%を超えています。女性は男性以上に清潔感への見方は厳しく、結婚相手にもエチケットを求めているといえるでしょう。その中でも、ニオイは重要な基準になっています。
株式会社ネオマーケティングは、20~40代の女性を対象として「モテる男性に関する調査」を行いました。その際、女性のタイプに関係なく好感度が1位になったのは「清潔感がある男性」でした。
逆に「清潔感がない男性」について調べたところ、「嫌なニオイがする」という項目への回答が87.1%を超えました。これはフケや服装に関する項目への回答率を上回っています。さらに、嫌なニオイの種類について尋ねると「口臭」との回答がもっとも多くなりました。女性が男性を不衛生だと思うとき、口臭は大きく関係しているのです。
口臭は自分でチェックするしかない?
嫌なニオイを放っている相手と、長時間会話するのは苦痛です。そのため、また会いたいと思えなくなるのは当然でしょう。同じことは恋愛だけでなく職場や友達付き合いなど、さまざまなシチュエーションにあてはまります。ただ、口臭が厄介なのは自覚しにくいポイントであるうえ、周囲も指摘しづらい点にあります。
株式会社いいの製薬がインターネットで行ったアンケートでは、100人中97人が「会社の同僚の口臭を指摘できない」と答えました。友人相手では85人、家族相手では27人と、関係性が深くなるほど「指摘できる」と答える人の割合は増えていきます。
すなわち、同僚や取引先は相手の口臭を不愉快に感じていても、指摘できないまま耐えていることが少なくないのです。たとえ口臭が原因で彼らが離れていったとしても、本人が気づける可能性は低いといえるでしょう。
こうした事態を招かないよう、口臭対策は当然のマナーとして徹底しなくてはなりません。日頃から口臭を疑い、入念にケアしておくことが肝心です。
口臭の原因!不快なニオイはどうして生まれるのか?
タバコは口臭の大敵
口臭を引き起こす原因として「タバコ」は無視できません。そもそも喫煙者以外はタバコのニオイを好まない人が多いでしょう。そして、タバコに含まれるタールは油分が多く、歯や肺にこびりつきます。つまり、喫煙者の口臭はなかなか消えず周囲に伝わってしまうのです。また、タバコを吸うと一酸化炭素が生まれます。一酸化炭素は口内を乾燥させるので、自浄効果のある唾液の量が減ります。その結果、口の中に雑菌が増えてしまい口臭が強くなっていきます。
しかも、喫煙者自身はタバコのニオイに慣れてしまっているので、改めてニオイを意識することがありません。周囲が口臭に困っているのに、本人はまったく気にしていないような状況が起こりえます。清潔感のなさはもちろん、こうした態度によっても好感度を落としやすいといえるでしょう。
気をつけるべきはニンニクのみならず
次に、「食べ物や飲み物」が口臭の原因になっている場合もあります。焼き肉や中華料理など、ニンニクや香辛料が多く含まれているメニューは要注意です。ネギやニラなど、ニオイの強い食材もとりすぎは好ましくないでしょう。
あまり知られていないところでは、白菜やキャベツ、大根なども口臭の原因になる成分「インドール」を含んでいます。インドールは口内で発酵することで、刺激臭を生み出してしまいます。
口臭を招く飲み物としては、コーヒーが有名です。コーヒーにはクロロゲン酸が含まれており、胃酸の分泌を促します。胃酸のニオイが口から出たとき、周囲を不快にすることも少なくありません。さらに、コーヒーは利尿作用の高い飲み物です。口内の水分が奪われ乾燥すると、雑菌や食べかすのニオイが伝わりやすくなってしまうのです。
アルコールもまた、肝臓でアセトアルデヒドという物質に分解されてニオイを放ちます。コーヒーと同じく、利尿作用が高いのもアルコールが口臭を招きやすい原因です。
ストレスも口臭に影響する?
そのほかの原因では「ストレス」も無視できません。ストレスが大きくなると、交感神経が優位になって副交感神経を抑制します。副交感神経の働きには唾液のコントロールも含まれており、口の中が乾きやすくなってしまうのです。それに、ストレスを抱えていると胃の粘液の分泌量も減っていきます。そのかわり、胃酸過多になっていくので口内にまでニオイが届きやすいといえるでしょう。
口臭の起こりやすい時間帯も意識すべきポイント。睡眠中は唾液の分泌量が減るので、寝起きの直後はどうしても口臭が強くなってしまいます。食事をとらないまま過ごしているときも、唾液が少なくなっているため口臭は強くなります。
メンズの口臭対策!ニオイを解消するための方法
臭いの「出る」ところは徹底ケア
清潔感とは特別なことではなく、当たり前のマナー徹底によって生み出されます。口臭を対策するときは、基本の「歯磨き」をしっかり行いましょう。朝起きたらまず、歯磨きから1日を始めます。寝ている間に口内は乾いているうえ、雑菌も繁殖しています。朝に歯磨きをしてあげることで、口内環境はすっきりするでしょう。
また、ランチタイム後の歯磨きも忘れないようにします。職場まで歯磨きセットを携帯し、食事を終えたらすぐ歯磨きしましょう。当然のエチケットでありながら、ここまで実践できている人はそれほど多くありません。
歯磨きの方法も肝心です。食べかすをしっかり落とすには、細かいブラッシングを意識します。5~10ミリほどの幅で動かし、確実に歯を磨きましょう。1本1本の歯にブラシが当たっていることを実感しながら磨くようにします。なお、歯磨きの際には歯だけでなく、歯肉もブラシで軽くマッサージしていきます。歯周病にかかってしまうと口臭が引き起こされるので、歯肉を刺激して鍛えることが重要なのです。舌についた汚れである「舌苔」もブラシで落としましょう。
臭いを「出す」ところもケアしていく
注意したいのは、歯磨きでケアできるのはあくまでも口内環境のみです。歯磨きをしたからといって、完璧に口臭を予防できるわけではありません。体の中からわき上がってくるニオイについては、飲み込めるタイプのブレスケアがおすすめです。胃の中からさわやかなニオイを放ってくれるので、にんにくや香辛料対策になります。内臓の働きをサポートするサプリメントも、習慣的に飲めば口臭を防いでくれる可能性もあるので一定期間試してみるのもよいでしょう。
そもそもの生活習慣を見直すことも口臭対策のひとつです。暴飲暴食で胃に負担をかけたり、ニオイの原因を大量にとりこんだりするのは望ましくありません。自覚的に食べ物、飲み物を選びながら適量を口にしましょう。そのうえで、「仕事中だから香辛料はやめておこう」「コーヒーを飲みすぎないようにしよう」と口臭を意識して制限をかけていきます。喫煙者であれば本数を減らしたり、いっそ禁煙したりするのもひとつの選択肢です。そして、交感神経と副交感神経のバランスを整えるため、規則正しい生活リズムと十分な睡眠時間を維持しましょう。
口臭が気になるときはどうする?メンズにおすすめの応急措置
対策するにはチェックが必要
どれほど入念に対策しても、口臭が生まれてしまうことはあるでしょう。付き合いの食事やタバコを断りにくい人もいるはずです。まずは、セルフチェックで口臭の程度を調べます。小さなポリ袋を用意し、息を吹き込む方法が一般的です。少しでもニオイが気になるなら、周囲に伝わってしまっている可能性があります。応急措置で、とりあえずその場をしのがなくてはなりません。
それでも対策できているかを自分でチェックするのは難しいかも知れません。周囲からの指摘が望めない以上は自身でチェックするしかありません。最近では手軽に口臭チェッカーを買うことも出来るのでカバンに一つ入れておき、食後や人と会う前にチェックして応急措置をとるのもひとつの手です。
コンビニは対策グッズの宝庫
口臭対策としてブレスケアやガムは必需品です。ガムを嚙むときは舌苔もとるように意識します。口臭スプレーも即効性があり、使いやすいアイテムだといえるでしょう。それ以外では、水分を多くとって口内が乾かないようにします。
飲み物としては紅茶がおすすめです。紅茶のポリフェノールは消臭に役立つからです。ウーロン茶にも雑菌の働きを抑制し、ニオイを弱める作用が含まれています。マウスウォッシュや舌ケア専用のタブレットもほとんどのコンビニで手に入れることができます。
口臭でもっとも厄介な原因のひとつが「にんにく」です。にんにくを食べてしまうと、アリシンというニオイを出す成分が体内に長時間とどまってしまいます。アリシンをすぐに分解する方法はないので、ニオイが長引くことも少なくありません。あくまでも応急措置として、食事の直後に乳製品を摂っておきましょう。乳製品に含まれる豊富なたんぱく質はアリシンを包み込み、ニオイを抑えてくれることがあります。
【まとめ】口臭は日頃からケアして清潔感のある男性になろう
口臭は応急措置でもある程度ごまかせるものの、原因から解決しようとすれば日頃の心がけが肝心です。口臭は清潔感を損ないかねないポイントなので、食べ物や飲み物には注意しましょう。食後の歯磨きとブレスケアも欠かせないエチケットです。周囲に指摘されてからでは遅いため、自覚的に口臭対策を徹底しましょう。
- 口臭は最もキケンなニオイである
- タバコとコーヒーは最悪の組み合わせ
- 口と胃腸をダブルで対策していく
- ガム、タブレット、ウーロン茶、乳製品が手軽な味方
- 自分でチェックする意識とアイテムを持とう
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