【賛否】マクドナルドが髪色を自由化…スターバックス・スシローなど接客業でも進む「人手不足・人材不足解消の側面」 “先輩世代”の声は?

日本マクドナルドが店で働く社員や、アルバイトの髪色の制限をなくすと発表しました。
職場での自由な髪色はあり?なし?

街を歩いていた、きれいな髪色をしたアパレル関係で働く女性。
2カ月前に職場で髪色が自由になったといいます。

アパレル関係(20代):
やってみたいと思っていたものが、できるようになったのはうれしい。

そして、都内の美容院でも異変が起きていました。
髪色を明るく染める人が増えているといいます。

職場でどんな変化があったのか、airTreatmentSalon Throne・代表 横川貴勲さんは「ブリーチをしないとできない色がある。ブリーチをすると色が抜けたときにすごく明るくなるから、一般の会社の方はできなかったが、少し明るいのが許されるようになった」と話しました。

髪色の自由化はマクドナルドだけでなく、スターバックスやスシロー、ドン・キホーテといった主に接客業で進んでいます。

働き方評論家・千葉商科大学国際教養学部 常見陽平准教授は「人手不足、人材不足解消という側面がある。『必ず黒髪にしてください』と言うと人材、人手が集まらなくなる」と、髪色自由化の背景について説明します。

実は、マクドナルドの髪色の自由化のきっかけは、大阪市の店で試験的に導入されたことでした。

4月の採用数が、前の年の3倍に増え、より安定した店舗運営が可能になったといいます。

街の人に職場での自由な髪色について聞くと「賛成です。色々な企業が多様化を認めているので、髪形や身なりの自由を認めていく風潮はあり(飲食業・20代)」「髪色は自由でいい。髪色で仕事ができないとか関係ないと思う(製造業・20代)」といいた声が聞かれました。

では先輩世代はどうでしょうか。
若い人の職場での髪色について聞くと「自由だと思う。接客がちゃんとできれば構わない(60代)」「わざわざ黒い髪に染めないといけないなんて必要ない(80代)」「今の流れに沿って大丈夫。何色でも赤でも茶色でも黒でも、全然構わない(70代)」と寛容な答えが返ってきました。

では、一体どこまでだったらOKなのでしょうか。

会社員(40代):
外回りは社会人らしい髪形だが、中での作業は学生もいて染めている人も。(決まりは)清潔感のある髪形というくらい

専門家はこれからは自由な髪色が評価されることもあるといいます。

働き方評論家・千葉商科大学国際教養学部 常見陽平准教授:
カラフルな髪色の人は粗暴でもだらしなくもない。「自分の主張を持ってる」と、多様性の象徴としても評価されている。

働き方と同じように今後、幅広い職種で髪色の自由化も進んでいくのかもしれません。

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