2025年下期よりりんかい線71-000形が営業運転開始することが決まりました。そして2027年度上期までには全8編成を導入して70-000形を置き換える形となっています。
そして製造メーカーは川崎車両ではなく、J-TRECで製造することが決まりました。
そして7月28日までにJ-TREC新津においてりんかい線71-000形が製造されていることが確認されました。
それに伴って71-000形8編成はJ-TREC新津にて製造される可能性が高いとみられます。
りんかい線に新型車両 71-000 形を導入します
(2023年11月6日)
https://www.twr.co.jp/Portals/0/resources/info/2023/20231106_information.pdf
1 導入計画・導入車両数
・2025 年度下期に第 1 編成の営業開始予定
・2027 年度上期中に全 8 編成の導入完了予定(10 両×8 編成)
2 71-000 形の概要
(1)デザイン
<エクステリアデザイン>
・外観デザインは、70-000 形の丸みのある面影を継承しながら、海や波のおおらかさを取り入れ、
前面上部のひさし形状が横方向への広がりを強調しています。
・前面のカラーリングは、70-000 形の色彩を継承しつつ、臨海副都心を訪れる皆様に、より親しみ
を感じていただけるよう「優しい微笑み」をイメージしました。
・側面のカラーリングは、ホームドアの高さを考慮して車両腰部から上部にかけて配置し、エメラ
ルドブルーのグラデーションで東京湾ウォーターフロントの水辺の空間を表現しています。
<インテリアデザイン>
・内装は、木目柄の妻部化粧板など 70-000 形の面影を残しながら、ホワイトを基調にグレーやネイ
ビーでまとめて、臨海副都心の洗練された都市景観をイメージしています。
・座席は、グレーとブルーを基調としたブロック柄とし、都会的でクールな雰囲気を表現していま
す。また、優先席はピンクを基調とした色とし、落ち着いた印象を持たせています。
(2)安全性の向上
・先頭車両の前面に衝撃吸収材を設置するとともに、車両構体の剛性を高めて衝撃時の安全性を向上します。
(3)輸送安定性の向上
・車両の各機器を制御する列車情報管理装置のシステムや、主要電気機器の二重系化により、故障等の発生時に機能全体が停止することを回避し、輸送の安定性を向上します。
(4)セキュリティの強化
・防犯カメラを全車両に搭載し、車内のセキュリティの強化を図ります。
・客室内に通話式非常通報装置を 1 車両あたり 4 台設置します。
(5)バリアフリーの推進
・床面高さを 50 ㎜下げることでホームとの段差を低減します。
・すべての車両にフリースペースを設置し、車いすやベビーカーをご利用のお客さまの利便性を向上します。
・荷棚及び吊手を低くして、より多くのお客様が使いやすい高さに変更します。
・ドアの開閉をチャイムの鳴動とドア上部の表示灯の点滅でお知らせするとともに、開いているドアの位置を聴覚的にお知らせする誘導鈴を設置します。
(6)車内快適性の向上
・車体幅を 150 ㎜拡大して混雑時の圧迫感を緩和します。
・車内の天井には影ができにくい柔らかな明かりとなる照明を採用することで閉塞感の低減を図ります。
・座席幅を一人あたり 10 ㎜拡大するとともに大型の袖仕切りを採用し、着席されるお客様の快適性の向上を図ります。また、袖仕切りにはガラスを用いることで開放感を高めます。
・ドア上部に 2 画面の液晶ディスプレイを設置し、乗換案内や運行情報、駅設備案内などの情報を提供します。
・空調装置の冷房能力は、現行の 70-000 形に比べて約 20%向上します。
・カビや花粉、菌、ニオイなどに抑制効果がある機器を全ての車両に搭載し、清潔で快適な車内環境を提供します。
公開日 : 2024年7月28日